(原文出處為讀賣新聞,不負責中文翻譯BY林宇文)
新たな「小宇宙」次々と
デビュー10年 単行本20作…伊坂幸太郎さん
(嶄新小宇宙逐一成形 出道十年共二十部作品──伊坂幸太郎)
作家の伊坂幸太郎さん(39)が来月デビュー満10年を迎える。軽妙な語り口と緻密な構成力で、「地上から少し浮いた」と評される物語世界を作り上げ、若者中心に絶大な支持を集めるストーリーテラーに、10年の軌跡と現在の率直な思いを聞いた。(佐藤憲一)
(作家伊坂幸太郎(39歲)下個月出道滿十周年,他藉著輕快的筆法及緻密的結構,創造出具漂浮感的小說世界,受到年輕族群莫大的支持。)
「ばかばかしくない奇抜さやオリジナリティーを意識していきます」。2000年8月31日。デビューのチャンスをつかんだ新潮ミステリー倶楽部賞の授賞式で、29歳の青年は、新聞記者に囲まれ、緊張した面持ちで語ったものだ。
(2000年8月31日,伊坂藉「新潮推理俱樂部大獎」獲得出道機會。當時二十九歲的好青年在頒獎典禮上受媒體包圍,表情緊張地說:「今後會以合乎常理(?)的奇想與創意繼續創作。」)(意思是說會講話的稻草人太不合常理了嗎XD)
島のかかしが未来を予言する『オーデュボンの祈り』(新潮社)が同年末に刊行されて以来、抱負通りの斬新な小説を送り続けてきた。単行本は既に20作。「本を一冊出すのは甲子園に出るみたいにすごいこと。20回も甲子園に行けたのは恵まれてますね」
(同年年底,新潮社發行《奧杜邦的祈禱》,內容為孤島上稻草人預測未來的故事。在那之後伊坂貫徹自己的抱負持續寫作,目前已累積二十部作品。他說:「每次出書都像是登上甲子園,能在甲子園出場二十次真是得天獨厚。」)
超絶的なトリックで読者を驚かす『ラッシュライフ』(同)などを経て、出世作となった03年の『重力ピエロ』(同)以降は、本屋大賞、山本周五郎賞ダブル受賞の『ゴールデンスランバー』(同)などで文学賞を次々受賞。映画化された小説も7作に上り、人気作家の階段を上がってきた。
(作品《Lush Life》的超強技巧讓讀者驚艷,零三年《重力小丑》使他成名,後續作品陸續獲得文學獎,《Golden Slumbers》更是雙料贏得書店大獎與山本周五郎獎,截至目前已有七部小說改拍為電影,晉升人氣作家。)(七部是指Lush Life、重力小丑、家鴨與野鴨的投幣式置物櫃、死神的精確度、Fish Story龐克救地球、Golden Slumbers、天才搶匪盜轉地球。)
だが、3、4年前には「ロックのバンドが解散するように一度、伊坂幸太郎を辞めたい」と悩んだという。「有名人やお金持ちになりたいのではなく、楽しいから小説を書いている。映画化も面白いけれど、小説のちっちゃな世界以外のことがかかわってくるのが精神的にしんどかった時期も……」
(然而,三、四年前伊坂卻曾經感到煩惱:「就像搖滾樂團解散一樣,我想放棄當『伊坂幸太郎』。我並不想成為名人或有錢人,只想快樂地寫小說。改拍電影雖然很有趣,但和小說以外的事物互有關聯,有時也會令我感到精神疲憊」。)
「毎回、縮小再生産はせず、どこか違うものをとトライしてきた」。近年は実験的な作風と、一部の読者が求める初期作品の軽妙さとのギャップに困惑することもある。「反発があるとなぜ分かってもらえないのかと悔しいし、独りよがりでもいけないと思い直したりする。それを繰り返し変化して階段を上がってきた気がします」。東北新幹線の車内で殺し屋が戦う最新作『マリアビートル』(角川書店)は、「まだ、楽しいエンターテインメントも書けることを示そうとした」という。
(「每一次我都會嘗試不同的東西。」這幾年,伊坂有時會在實驗性風格,以及部分讀者想看的初期輕快感之間感到茫然。「若有讀者感到排斥,我會難過為什麼無法得到他們的理解,也不能無視別人的意見,就此一再重複、一再變化到進入新的階段。」對於描寫東北新幹線上殺手大戰的最新作品《MARIABEETLE》,伊坂表示:「我想讓大家知道,我還是寫得出好看的娛樂小說。」)
自身が最高傑作ととらえているのは、監視社会を描く『モダンタイムス』(講談社)と、現実と西遊記の世界を融合させた『SOSの猿』(中央公論新社)だ。「漫画誌で連載した『モダンタイムス』は、社会の巨大なシステムに翻弄される無力感というテーマを完結できた気がするし、『SOSの猿』は、現実とファンタジーが溶け合い、最初分からなかった小説の語り手が明かされる瞬間に読書の喜びがあると思う」
(描寫監視社會的《摩登時代》,以及融合現實世界與西遊記的《SOS之猿》,是伊坂自認的最高傑作。「在漫畫雜誌上連載的《摩登時代》,完整表達出遭到社會巨大系統操弄的無力感,《SOS之猿》則融合了現實與奇幻,故事敘述者的身分揭曉時,那一瞬間讀者可以體會到閱讀的樂趣。」)
『SOS―』では、漫画家の五十嵐大介さんと孫悟空などのアイデアを共有してそれぞれ独立した作品を描く競作にも挑戦。五十嵐さんの『SARU』(小学館)が先月末に完結し、二つの世界が絶妙にリンクする仕掛けが明かされたばかり。全世界を舞台に人類の闇の歴史に迫る壮大なパニック漫画の世界が実は、『SOS―』の登場人物の内面だとも読める。「人間の心象風景のでかさを表現したかった。リンクがうまくいったかはともかく、『SARU』は大傑作ですよ」
(《SOS之猿》當中諸如「孫悟空」等等點子,由伊坂與漫畫家五十嵐大介共同發想,並挑戰各自創作獨立的作品。五十嵐所創作之《SARU》(註:日文中「猿」的讀音)已於上個月底完結,兩個不同世界之間的絕妙連結全數現形。「我想表達人類心中的意像,《SARU》當中的連結很巧妙,也是一部傑作。」)
年末までに、デビュー10年を記念した初のエッセー集『3652』(新潮社)や公式読本も発売される。「小説は現実の彼岸に小宇宙を築くこと」。そんな言葉を胸に物語をつづってきた新世代の作家は、10年後どんな小宇宙をひらいているのか。「僕って心配性で日本自体どうなってるのかとかがまず、不安なんです。でもそのときも小説を書いていたら結構、面白いことになっている気がする」
(為紀念伊坂出道十周年,今年年底之前新潮社將會發行首部短文集《3652》與官方入門書(?)。「小說就是在現實的彼岸構築小宇宙。」胸懷這個想法創作故事的新世代作家,十年後又會拓展出什麼樣的新天地?「雖然不曉得日本未來會變得如何,但到了那個時候還能繼續寫小說的話,就已經夠有意思了。」)
(2010年11月1日 読売新聞)
嗯,一開始還頗認真地翻譯,越到後面就越打混,看不懂的就跳過不翻(毆)
不過短文集究竟會是什麼內容咧?官方書籍那是出版社自己想賺一筆吧XD。是說根據這篇新聞,以及我得到的幾件情報,今年要出好多和伊坂老師有關的書籍,又要大大失血了囧(倒地)!
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